須江航監督の優勝インタビュー全文と感動の4つのポイントをまとめてみた

高校野球

「青春って、すごく蜜なので」という言葉が、昨年の優勝インタビューで発せられ、2022年の流行語大賞・特別賞を受賞しました。

東北初の甲子園優勝、また須江監督が高校野球の監督に就任後わずか5年目での全国制覇39歳という若さでの快挙に優勝インタビューには、様々な注目が集まりました。

「青春って、すごく蜜なので」だけでは伝わりにくいこともあります。

初優勝のインタビューの全文を振り返って、感動のポイントを探りたいと思います。

須江監督の甲子園初優勝インタビュー(全文)

高校野球強豪校の監督はベテランの少し年配の方をイメージしますね。

仙台育英の須江監督は当時39歳でした。

鬼監督の印象はなく、話し方も丁寧で生徒さんや全国の高校生への思いやりがあふれていました。

(アナウンサー)初優勝おめでとうございます。

(須江監督)宮城の皆さん、東北の皆さん、おめでとうございます!

ゲームセットの瞬間、少し目元をおさえていらっしゃいました。どんな思いですか。

100年、開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました。

宮城の皆さん、東北の皆さんの夢、かないましたね。

準決勝、勝った段階で、本当に東北や宮城の皆さんから沢山のメッセージをいただいて、本当に熱い思いを感じていたので、それに応えられて何よりです。

今日の決勝でもすばらしいバッティングでした。2巡目に入ったところから、相手の変化球を積極的に振っていったようでしたが、どんな狙いでしたか。

前半は古賀君(下関国際)も凄く良いピッチングをしてたので、焦りはありませんでしたけど、本当に翻弄されている感じでした。でもここまで、宮城大会の1回戦から培ってきた、今年の選手のできること、自分達が何をやってきたのか、本当に立ち返って、選手自身がよくやってくれたと思います。

強力な投手陣5人を擁して、この甲子園でも継投で優勝まで至りました。

今日は本当に斎藤(蓉)がよく投げてくれて。でも県大会は投げられない中でみんなで繋いできて、繋いできて、最後に投げた高橋も、今日投げなかった3人のピッチャーも、スタンドにいる控えのピッチャーも、みんなが繋いだ継投だと思います。

今年の3年生は入学した時から、新型コロナウイルスの感染に翻弄されてきました。それを乗り越えての優勝。3年生にどんな言葉をかけたいですか。

入学どころか、多分おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、なんというか、僕達大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんですね。

青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。

でも本当に諦めないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕達だけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。

例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんな時でも、諦めないで暗い中でも走っていけたので。

本当に、全ての高校生の努力の賜物が、ただただ最後、僕達がここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。

引用元 バーチャル高校野球

動画はこちらをご覧ください。

須江監督インタビューの感動ポイント4選

東北勢で初の甲子園優勝に注目の集まる中でのインタビューでした。

感動するポイントは聞く人により異なりますが、文面では伝わらないことを補足できればと思います。

須江監督インタビュー感動ポイント①

冒頭で「宮城の皆さん、東北の皆さん、おめでとうございます!」とよびかけられています。

「ありがとうございました」ではなく、「おめでとうございます」には若干の違いがあります。

地元の方への感謝はもちろんありますが、長い間応援し続けてくれた東北の方々へ労いの意味も含まれていたのでは思います。

また、震災後ずっと苦労をされている方々と一緒に戦ってきました!という熱意が伝わってきます。

少しでもどこか晴れやかな思いを共感したかったのではないでしょうか。

宮城に戻り、いろいろな人から甲子園での優勝について「おめでとう」ではなく、「ありがとう」とよく声をかけられるそうです。

こんなにも「ありがとう」と言ってもらえるのは意外だったそうですが、生徒さんも直接「ありがとう」と声をかけられるそうです。

「自分たちが頑張ることでこんなにも人を喜ばすことができるんだ」と、野球や練習のモチベーションにいい影響となっているそうです。

須江監督インタビュー感動ポイント②

相手校(下関国際)の戦いに敬意を表した上で、生徒がただ頑張ってくれただけと生徒にリスペクトをむけ自身を謙遜しています。

準決勝では大阪桐蔭は下関国際に敗れましたが、大阪桐蔭の生徒さんにも配慮しています。

須江監督は仙台育英監督就任(2018年1月)して以来、大阪桐蔭を仙台育英が目指す姿、また大阪桐蔭と互角に、それ以上になることを目指してこられました。

当時の大阪桐蔭は春夏連覇を果たし、根尾昴投手や藤原恭大投手が活躍した頃でした。

自身を大阪桐蔭マニアと称し、大阪桐蔭の練習の見学に行ったり、練習試合を通じて交流を重ねてこられました。

2022年の夏の甲子園での起用は、甲子園の大会前に大阪桐蔭と行った練習試合を参考に決められたそうです。

勝者としての言葉ではなく、決勝戦での対戦相手やこれまでお世話になった大阪桐蔭への感謝を欠かしません。

須江監督インタビュー感動ポイント③

アナウンサーから「今年の3年生は入学時からコロナに翻弄されてきました。それを乗り越えての優勝。3年生にどんな言葉をかけたいですか」と質問がありました。

実はこの年の3年生は小学校入学が2011年4月で、直前に震災を経験し、不自由な中での小学校入学を迎えた学年でした。

そして9年後の2020年の春、中には中学校の卒業式も行われずに高校入学時から制限のある学校生活が始まり、人生で楽しいはずの時間が苦難続きだったと配慮さていました。

教員の立場で生徒に制限をかける側で、「青春って、すごく蜜だけど今はちょっと」という意味で使っていた言葉だったそうです。

青春時代のちょっとしたことが、将来の人生の励みや支えになったりします

本心としては、本来、生徒が主役で楽しいはずの学校生活なのに、我慢、制限、苦難、試練が続き、なんとか生徒たちに青春を満喫してほしい、応援したいという気持ちでいたそうです。

教育現場で先生方もつらい立場でしたが、優勝インタビューの場で披露されたことになりました。

須江監督インタビュー感動ポイント④

主役は甲子園優勝のチームの選手ですが、涙ながらに、最後に全国の高校生に拍手を送ってくださいとしめています。

暗い中走り続け、努力の賜物が表向き評価されなくても、青春時代の主役である高校生を見過ごさないでと世に呼びかけられています。

3年間、コロナ禍を耐えた全国の高校生への敬意を、『拍手を送ってください』という言葉で表し、2022年の時代を表し、先生方の思いやりも伝わった言葉として評価されたのではと思います。

「教育現場では感染拡大を防ぐこと」が、この期間の目的になっていましたが、大切なことを考えさせられました。

【あわせて知りたい!】
報ステ特別編 青春って、すごく蜜なのでの裏側
決勝後の仙台育英の選手とのやり取りが含まれています。
須江監督の職業は高校教師で高校野球の監督ですが、言葉一つ一つに重みがあります。
内容も一般の人にとっても非常に勉強になる言葉がたくさんあります。

まとめ

今年の仙台育英の目標は2回目の初優勝です。

過去の実績を一蹴して、今年のチームでの甲子園初優勝を目指します。

須江監督の言葉は深い意味や思いがつまっています。

聞く側もしっかり聞こうと思いたくなる丁寧な話し方ですね。

今年の夏の終わりに、また須江監督の優勝インタビューを期待したいと思います。

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